ストーリーテリング講座 3回目

今回で3回目となりました「ストーリーテリング講座」。
今回わたしは「なまくらトック」というお話を語りました。
東京子ども図書館編「愛蔵版おはなしのろうそく2」の中に入っているお話しです。

前回は「3匹のやぎのがらがらどん」を練習していきましたが、元々知っていたお話のはずなのに、自分の番が来て、いざ話し始めたら頭が真っ白になってしまった瞬間がありましたので、今回は計画的に毎日一定のペースで覚え、空き時間を何とか見つけ出し、繰り返し繰り返し練習をしました。
こんなに一つのことを練習したのは、久しぶりでした。

産後ケアサポートの方も、お陰様でたくさんご依頼頂き、毎日お仕事と家事で大忙しでしたが、好きなこと、自分のやりたいことはどんなに忙しくても時間をつくることができるのだなぁ、と改めて思いました。

そしていよいよ講座が始まり、わたしの順番が発表され8人中2番目とわかりました。
一人目の方が話し始めたら、次が自分だ!と脳が認識してしまったようで、驚くほど心臓がドキドキとしてきました。
語っている方のお話に集中しようと思っているのですが、自分の話すことばかりが頭に浮かんでしまいました。

そして自分の順番がきて、、、
皆さんの前へ立つと、順番を待っている時より少し落ち着きました😊

人前に立つと、なんて事無い部分が頭からスッポリ消えてしまうくらい、不思議な緊張感があります。
それでも、前回より何倍も練習をしたので、頭が真っ白になるようなことはありませんでした。
時々つかえながらも、何とか無事に話し終わりました。

それからは参加者の皆さんの語りを思う存分楽しめました。
やはり、経験を積んでいる受講者の皆様の語りは、ぐんぐんとストーリーに惹き込まれ、あっという間に時間が経ってしまいました。

なんと言っても最後に講師の先生が語って下さった、「ノロウェイの黒牛」というお話が素晴らしく、途中で歌が歌われるのですが、その時にわたしは胸がつまってしまって泣きそうになってしまいました。
25分間の超大作でした。

おはなし、皆さん聞いたことありますか?語ったことありますか?
驚くほど奥が深く、そしてとってもおもしろいです😊
絵本や紙芝居とはまた違って、絵がない分、語る人によってストーリーのイメージが全く変わるんですよね。
それぞれに魅力的なんです。

真っ直ぐにそのお話と向き合って、たくさん練習して、その中でどんどん湧き出てくる想いや疑問にも向き合って、自分なりに精一杯作り上げた方が語るお話は、それを聞く子どもにとって、イマジネーションを膨らませ、心満たされる体験になると思います。
その経験は、きっとずっとずっと心の中に生き続けると思います。

機会がありましたら、お子様たちに、ぜひぜひ聞かせてあげて頂きたいです。

次回もまた新たなお話に挑戦したいと思います。

産後doula  長谷川 晶

産前産後の女性に寄り添い、 母親とくらしを支える人。 それが「産後ドゥーラ」です。

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